イグニッション・ブラッド 暁の英雄
(あらすじ)
かつて吸血鬼と呼ばれた種族〈至高の血族〉――彼らに対抗する部隊エクイテスに所属する十影は、圧倒的な戦闘力をもって至高の血族を畏怖させる若き英雄だった。だが、異端の少女との出会いが彼の運命を一転させる!
ネタバレ
(ストーリー)
まずは世界は荒廃した世界。
地球に数千年住んだ結果地球は環境をリセットするかのように
再び自然が生き残れない氷河期がやってきた。
人は住めなくなった地表を捨て地中に住むことを決め住んでいた。
やがて氷河期が終わり人はまた地表で暮らすが、そこには氷河期すらを生き延びていた種族吸血鬼が居た。
吸血鬼殲滅部隊に所属する暁の英雄、赤い剣鬼と呼ばれる主人公 十影。
十影が新人を助けるところから本格的に物語は始まります。
クインがいるおっさん部隊は至高の血族と呼ばれる吸血鬼に襲撃されます。
吸血鬼に有効なのは主に銀を使った武器。銀の銃弾、銀の槍、銀が入っている手榴弾。
それと身体強化に吸血鬼お地と人が開発した中和剤を混ぜたBI(タイトル回収)を飲むと10分身体強化できます。
クイン以外のメンバーが吸血鬼に殺され、クインが覚悟したとき十影は現れます。
瞬く間に吸血鬼を殺し、クインを助けます。
クインを助け、気配を察知した十影はヒロインであるペスティを見つける。
彼女の輝く気高き銀髪は吸血鬼の物だった。
吸血鬼の中でも名門と言われるストーカー家。
しかし、彼女は4分の1しか吸血鬼の地を持っていない(クォーター)
故に同族主義の吸血鬼からは忌み嫌われ殺されそうになった。
ペスティは母親を探すためにわざわざ人間の本拠地まで足を運んだ。
十影は助けるか迷ったがペスティに自分を重ねてしまって見過ごせなくなってしまった。
十影はそもそも、今まで最強だったため友や仲間の死を幾つも見てきた。
そこで十影は自分に限られた場所はないと思い、自分の存在する居場所を幾銭も並ぶ死体の上に築いた。
そんな思いがあり母親探しを協力。
クインとも仲良くなり3人で一緒に暮らすがやがて、情報通からクインは聞く。
ペスティの母親が死んだと。
吸血鬼の体質上、ペスティはものすごい聴力を有していて聞いてしまう。
ペスティがものすごい速度で走る姿や勘のいいやつのせいで吸血鬼とばれる。
そこでクインに任務が与えられる。
ペスティを殺すか連れ戻すかしろと。
勘のいいやつはそのままペスティと消えるのもまた面白いと笑う。
クインと共にペスティを探す。
それまでに暗躍していたストーカー家当主がペスティを探し出す。
吸血鬼は人が作った人工太陽ですら苦手だがペスティには効かない。
それを知ったストーカー家当主はそれを利用しようとする。
クイン、十影はペスティを見つける。
しかし、同時にストーカー家も現れ乱戦になるが十影BI接種後には叶わず散る。
当主と戦うが今までの敵と全然違い勝てない。
致命傷を負うも気力でもっている状態だった。
最終的にはペスティの血を飲み覚醒した状態で戦う。
体の内部から食い殺される感覚が十影を襲う。
しかし、ペスティの想いでペスティから移植された血は暴走を抑える。
主の命令を聞くように。
十影はクインの銀の銃弾、ペスティの血。
つまりは二人の力を使ってギリギリ勝利。
ペスティは吸血鬼初の人類軍に参戦した。
(感想)
王道でした!
一巻からかなり面白かったです。
ファンタジアらしい作品ではないでしょうか。
アサプラとはまた違う戦闘系でしたね。
主人公である十影がペスティに自分を重ねるというのは最近見ないので
結構うるっときました。
全体的にレベルが高いです。
話の続けやすさは少しきついなと思いますが何かあるのでしょうか。
キャラも比較的少なめでその一人一人にバックストーリーがありそうなのもいいですね。
作品一言紹介)
「――受け取れよ」
(表紙)